男の育児はマイノリティ

娘が生まれて2か月がたったころ、
初めての予防接種に
連れていったときのこと。

注射で娘が泣いたものの、
接種自体は問題なく終わった。

ただ、接種の前後で医師から
今日の娘の体調や接種後の
注意事項の説明を受けたが、
ことあるごとに
「まあ、お父さんに聞いてもわからないよね〜」
とか
「わからないと思うからお母さんに伝えといて〜」
と言われ…。
カチンときつつ
「いやいや、こっちだって妻と同じだけ育児してるんだけど?」
と釈然としない気持ちに。

接種後30分は院内で
様子をみるよう言われ、
看護師さんにミルクを
飲ませるために授乳室を
使ってもいいか尋ねると、
「他のお母さんたちが授乳してるからお父さんは授乳室の使用は控えてほしい」
とのこと。
「あ、そうですか…。」
と答えたものの
なんとなく腑におちず。

モヤっとしたまま帰路につき
車を運転していると、
ふいに
いま自分はマイノリティとしての扱いを受けていているんだな
と気づいた。

そしてそれが思いのほか
心にひっかかり、うっすらと、
でも確実に澱のように
溜まっていることにも。

おそらくぼくが過敏すぎる面も
あるだろうし、
今回の医師や看護師にも
悪意はないのだろうと思う。

でも、マイノリティを
マイノリティとして扱い、
マジョリティではない事実を
突きつけるような言動は、
その言動をとる側が
考えている以上に
相手の心を挫く力があるな、
と気付かされた。

たとえそれが一般的、常識的、
と言われる評価であっても、
相手をカテゴリーで判断しないように
気をつけなければ、と。

自戒を込めて。

 

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