「男の育休はやることない?」

こんにちは、Amamoです。

ぼくは今年1人目の子どもが生まれ、
育休を3ヶ月とりました。

 

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育休をとるにあたって、
「3ヶ月も休んで何するの?」とか
「生まれたばかりの頃は父親ができることはないよ」
なんてことを、周りの人(職場の同僚や親戚)に言われました。

それも2、3人どころではなく、
もっとたくさんの人たちにです。

僕たち夫婦は共働きで、
もともと家事も2人でやっていました。
なので、
「産後妻がしばらく動けなくなったら、
少なくとも家事はぼくが全部やらないといけないだろうな」
と考えていたし、
実際にこなせるだろう、とも思っていました。

育児についても、
「おむつ替えとかミルクあげたりとか、できることはあるんじゃないの?」
と未経験者なりに、できることはあるだろうと考えていました。



・・・さて、実際に育児を経験していえることは、
「家事・育児で、母親にできて父親にできないことはない」
ということです。
強いていうなら授乳はできませんが(笑)、
それもミルクで代替可能です。

まず家事に関しては言わずもがなです。
妻の産後1ヶ月は、料理はすべて、
そのほか掃除や洗濯も8~9割ぼくがこなし、
妻は授乳に専念するという形をとりました。

産後2ヶ月目に入った頃から、
少しずつ妻も家事に復帰してきていますが、
それでも家事は基本的にぼくの役割になっています。

育児についても、
先述のとおり、授乳はできませんが、
かわりにミルクをあげることはできます。
そのほか着替えやおむつ替えは
妻と同じようにしています。

入浴(沐浴)にいたっては、妻は苦手らしく
ぼくが担当することが多いです。
抱っこであやすときも、
父親の腕のほうが子どもは安心するようで、
ぼくが抱っこをしている時間のほうが多いです。

そんなわけで、実際にやってみると、
家事・育児で、母親にしかできない
なんてことはないんです。
むしろ力仕事など、
父親のほうが向いていることもあるくらいです。

我が家の場合は、ぼくが日中の家事をこなすために、
妻が深夜の授乳を引き受けてくれました。
なのでどちらかというと、家事はぼくがメイン、育児は妻がメイン、
という分担に自然に落ちつきました。

でもそれも父親に育児ができない、
といった考えによるものではありません。
やろうと思えば、如何ようにも分担はできます。


実際に育児をしてぼくが至った結論は、
「3ヶ月も休んで何するの?」
「出産直後の育児で父親ができることはない」という人は、
単に「やらなかった人」「やっていない人」なんだな、
ということです。

自分がしていないから、何ができるのかわからない。
そしてそれを自分に都合のいいように
「できることはない」に変換しているんです。

また、普段家事をしていないから、
育休と聞けば「育児」をするものだと思い込み、
「産後に動けなくなる妻の分も夫が『家事』をしないといけない」
という発想がないんです。

この考えかたは決して年配の男性特有のものではなさそうです。
育児をしていて性別や年齢を問わず、
こういう思い込みをしている人が
多いことに驚かされました。

さらに男女ともに、子育てを経験している人ほど、
「家事育児は妻がやるもの」
という考えをもっている人が多いのにも驚きました。

ぼくは家事育児を全くしない父親がいる家庭で育ったので、
必ずしも育った家庭環境によるものでもないと思います。
(少なからず影響はあると思いますが。)

現時点のぼくの実感としては、
子育ての入り口で関わる人たち、
産婦人科のスタッフや小児科のスタッフ、
児童センターの職員などに
「父親はたまに育児を手伝ってくれれば御の字」
と考えている人が多い、という印象です。

こういう人たちって父親をほとんど相手にしようとしないんですよね。
実際に子どもを連れているのは父親だとしても、です。

育児をしない父親にも問題はありますが、
いざ育児に取り組もうとしても、そのやる気をそぐような、
高い参入障壁みたいな社会の空気感が
あるようにも感じます。


閑話休題


なにはともあれ、ぼくが自分の経験からいえることは、
「父親も育休をとれば、家事育児でできることはたくさんある」
ということです。

そして、
「育児は大変かもしれないけど、
子どもの成長を間近で見られるのはとても貴重な体験」
ということです。

大変なこともありますが、
夫婦2人で育児に取り組み、それを乗り切る、
という経験も価値があると思います。


とりあえず、育休オススメです。


それではまた。