持ち家vs賃貸 子育て編

「子育てをする上で、持ち家と賃貸どちらに住むのがいいんだろう?」

 

この記事ではそんな疑問について考えていきたいと思います。

 

主な内容は次のとおりです。
・一戸建てなら足音や泣き声を気にしなくてすむ→一戸建てでも意外と近所に音は聞こえる
・持ち家なら落書きや傷を気にしなくてもいい→確かにそう(ただし自分たちの許容範囲内に限る)
・持ち家を買ったら引越しができないというのは一つのリスクでもある

 

僕は現在32歳で妻と子1人の3人家族。年収は同年代の平均程度です。
結婚当初は賃貸派でしたが色々と検討した結果、土地探しから注文住宅を建てることを決断し、今年になって地元の工務店と契約をしました。

僕たち夫婦が住宅購入を決断する際に、妻の「一戸建てで子育てをしたい」という希望が大きく影響を与えたため、今回は「持ち家と賃貸の比較 子育て編」について書きたいと思います。

 

○一戸建てなら足音や泣き声を気にしなくてすむ→一戸建てでも意外と近所に音は聞こえる

妻の希望である「一戸建てで子育てをしたい」の理由の一つに、「子どもの足音や泣き声が近所迷惑になっていないか、気にせずに育てたい」ということがありました。
たしかに「集合住宅だと子どもの生活音が隣室や階下の部屋に迷惑になっていないか気になってしまうので、そういう事を気にしたくない」、という気持ちはわかります。

でも一戸建てで育った僕からすると、一戸建てでも近所の家の生活音がけっこう聞こえるんですよね。
「一軒家だから平気」という安心があるのかもしれませんが、窓を閉めていてもはす向かいの家の子どもの泣き声や足音が響いてきていた記憶があります。

経験上、近所の家の生活音は、下手な一戸建てよりもマンションの方が気になりません。
だから生活音の近所迷惑の面から考えると、一戸建ての方が有利、とは言えないと思います。
「一戸建てだから近所迷惑にならないだろう」という思い込みにより、子どもの足音や泣き声を気にしなくてすむ、というメリットはあるかもしれませんが。。。(苦笑)

 

 

○持ち家なら落書きや傷を気にしなくてもいい→たしかにそう(ただし自分たちの許容範囲内に限る)

一方で子どもの落書きやいたずらによる破損に関しては、持ち家の方がメリットがあります。
持ち家なら、自分たちの所有物なのでどんなに傷つけたり汚したりしても、誰にも文句を言われません。

賃貸ではそうはいかず、設備を壊してしまった場合には自費修理をしなければいけない事もあります。
退去時には通常のクリーニング以上の修理が求められることもあり、敷金が全く戻ってこなかったり、場合によっては追加の費用を請求される事もあります。

その点持ち家なら自分たちの許容範囲内であれば(笑)、子どもがどんな使い方をしても構わない、という気楽さがあります。

 


○持ち家を買ったら引越しができないというのは一つのリスクでもある

転勤や引越しなどによる転校が、子どもにとってマイナスになるかもしれない、という事を気にする人はいると思います。
それ自体は否定しません。そういった面もあると思います。
ただ僕は引越しができない、転校できない、ということもリスクになると思ってます。

一番ありそうな例としてはいじめです。
仮に自分の子どもがいじめの被害者になった場合、持ち家に住んでいると簡単には引越せませんよね。
だから当然、通ってる学校のなかで解決しようとすると思いますが、いじめを解決するのってすごく難しいです。

それなら、引越して場所を変える、という方法をとった方が手っ取り早いし、子どもの負担も小さくてすむんじゃないでしょうか。
子どもにも「嫌な場所からは離れる、という選択肢もある」ということを教えてあげられます。

もちろん近場に転校できる学校があれば持ち家でも可能ですが、生活圏が変わらない以上、以前の環境と完全に切り離すことは難しいです。
その点賃貸なら、引越しをして、新しい環境で心機一転仕切り直す、という方法が容易にとれます。

この「引越しできないリスク」は子育てに限らず、ご近所トラブルとか普段の生活面でも直面することがあるかもしれません。
持ち家を購入する際にはこういったことも心に留めておくと良いと思います。

 


○まとめ
子育て面からの持ち家と賃貸の比較を書きました。
ただ、僕は住宅を考える際に、子育てのウェイトはそれほど大きくしなくていいと思っています。

たしかに、持ち家を購入するか賃貸でいくか、を検討する時期って子育ての時期と重なることが多いので、目下の関心事の比重が大きくなるのもわかります。
でも子育てといっても20年くらいで一段落するし、本当に子育てらしい子育てをする期間って10年くらいじゃないでしょうか。

僕は住宅を購入するなら死ぬまで暮らす家を買いたいと思っています。
それなのに直近10年ぐらいのことを考慮しすぎて、子どもが家を出て行った時に「そこまで子ども優先で考えなくても良かったかも…」とはなりたくないな、と。

だから子育ては住宅を考える際のたくさんある内の一つの観点、くらいで考えておけばいいんじゃないかな、というのが僕の考えです。

 

今回の記事は以上です。

 

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